「おとり広告物件」とは、実際には存在しない物件や、実際には賃貸できない物件を、広告媒体や不動産業者のウェブサイト上に掲載することで、賃貸希望者を引きつける手法です。
通常、賃貸物件の広告には、物件の写真や詳細な情報が掲載されており、賃貸希望者が物件の情報を確認してから、不動産業者に問い合わせをすることが一般的です。しかし、おとり広告物件の場合、掲載されている物件が実際には存在しなかったり、実際には賃貸できなかったりするため、問い合わせをした賃貸希望者は、別の物件を紹介されたり、条件の悪い物件を紹介されたりすることがあります。
おとり広告物件は、消費者にとって非常に迷惑な手法であり、不動産業者にとっても、業界全体の信頼性が低下するため、業界団体や自治体などから指導や規制が行われています。